1. TOP
  2. 革の豆知識
  3. 【革の豆知識】顔料仕上げについて。~革の着色、染料仕上げと顔料仕上げ(2)~

【革の豆知識】顔料仕上げについて。~革の着色、染料仕上げと顔料仕上げ(2)~

顔料仕上げの革。発色の良さ、強度、耐水性に優れています。

顔料仕上げの革。発色の良さ、強度、耐水性に優れています。

前回の記事には、革の着色方法には大きく2つあり、その1つが染料仕上げであることを書かせていただきました。

顔料仕上げについて。

2つ目の着色方法(仕上げ)が、『顔料仕上げ』と呼ばれるものです。

染料仕上げが元々の革の表面(銀面)の模様や表情をそのまま生かして着色するのに対して、顔料仕上げは銀面の上に不透明な塗料を塗り、着色を行います。皮革の表面に直接ペンキを塗って保護するようなイメージです。

革の傷を隠すことで均一でキレイな表面にする加工のため、革の表面に個体差が生じにくく、製品購入後もキレイな状態を長く保つことができます。タンニン鞣しの染料仕上げの革よりも耐水性が高く、水シミなども出来にくい傾向があります。

反面、染料仕上げのように革のエイジング(経年変化)は殆ど起きません。(厳密には起きているのですが、表面のペンキがその変化を隠しています)

染料仕上げと顔料仕上げは、それぞれに長所短所、向き不向きがあり、その革が使われる製品のコンセプトや、製品の用途によって使い分けられることが多いです。