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【革の豆知識】素上げについて。~革の着色、染料仕上げと顔料仕上げ(3)~

素上げ革について。

素上げ革の代表格、ヌメ革。染料や顔料を使用せず、革の自然な表情を存分に楽しめます。ALBERO 5329

前回までの記事で、革の仕上げ方法のうち代表的な『顔料仕上げ』『染料仕上げ』について見てきました。仕上げにはさらに顔料も染料も使わない『素上げ』と言われる方法もあります。

素上げとは、鞣し工程で染料や顔料などの特別な加工を施さず、素に近い状態のまま(革特有の模様・表情を残したまま)仕上げることをいいます。特別な加工をしていない為、自然な経年変化(エイジング)を楽しめます。

また、私たちがよくヌメ革と言っているものは、タンニン鞣しが施された後に素上げがなされたものを指します。

素上げの革は、元々の革の状態の良し悪しがそのまま表面に現れてくるため、原皮の段階から革のクオリティが重要になってきます。一般的に、ヌメ革や染料の革の方が顔料の革より高いのには、こうした理由もあります。